面直しを 済ませた砥石に 刃を 寄り添わせ 同じ角度で 行き来します。 水の走る 音の高さで 圧の偏りを 感知。 途中で 手を止め 布で 返りを なでる。 鏡のような 光ではなく 均一な 霞を 目指す。 仕上げに 革で 引き 余計な刺々しさを 優しく 落とします.
手垢を 乾いた布で そっと拭き 亜麻仁油を 薄く伸ばし 余分を 丁寧に 取り除きます。 乾ききる前に 蜜蝋を 重ね 熱で 溶かしこむ。 毛羽立ちが しっとり落ち 手に吸いつく 感触が 戻る。 季節で 配合を 変え 記録して 次回の調整へ 活かします。
編み針は 番手ごとに 束ねて 糸の絡みを 未然に 防ぎます。 シャトルの 端の ささくれを 紙やすりで ならし スピンドルの バランスを 釣り下げで 確認。 小箱に 乾燥剤を 忍ばせ 湿気を 抑える。 整った引き出しは 作業時間を 生み 心の余裕を 穏やかに 広げます。
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